正社員のデメリット

安定収入を得られるものの残業や休日出勤を命じられることもある

正社員は、企業の業績や業種にもよりますが、他の雇用形態と比べて安定収入を得やすく、将来に向けてキャリアを積みやすいという魅力があります。一方、繁忙期やスタッフの不足時は、長時間の残業や休日出勤を命じられることもあり、プライベートの時間を犠牲にしながら働いている人も珍しくありません。また、普段から早朝や夜間の勤務の回数が多い職場においては、オーバーワークにより体調を崩したり、昼夜逆転の生活になったりするリスクが高まるため、慎重に職場選びをする必要があります。なお、正社員として無理なく働き続けたい人は、就職活動中に従業員の配置に余裕があるところや、休暇を取得しやすいところを優先的に探してみましょう。

総合職として就職する場合には全国転勤の可能性がある

大手メーカーや外資系企業などで総合職の正社員として就職をする場合には、数年おきに各地に転勤となることがあり、希望の時期にマイホームを購入できなかったり、子育てに負担を感じたりする人も珍しくありません。また、海外に拠点がある企業においては、職種やキャリア、勤務成績などによって、突然の海外出張や転勤を言い渡されることもあり、こうした機会に離職や転職を検討する人もいます。そうした中、正社員として就職をする際に、実家の近くで働きたい人や、頻繁に転勤をしたくない人は、一般職やエリア限定の採用枠を狙うのも良いでしょう。その他、実際に全国転勤を経験した人が周りにいれば、日々の生活やキャリアに関するアドバイスを聞いてみるのもおすすめです。